香港民主化デモ「学民の女神」に密着30日!

新聞不會報導的香港異變!第2集~香港佔領運動的真相…貼身追訪30日~(中文字幕) from Ar R on Vimeo.

香港民主化デモ「学民の女神」に密着30日!

香港といえば100万ドルの夜景。その輝きの影で異変は今も続いている。9月26日日本の国会に当たる立法会に民主派の学生グループが突入。先頭に居たリーダーが黄之鋒(ジョシュア・ウォン)17歳。

黄「他の人を助けてくれ。自分はいい」

政府の広場に入った容疑で逮捕。中国当局から過激分子と名指しされていたのだ。この逮捕劇が市民の怒りに火をつけ彼は今回のデモの象徴的存在となる。そしてもう一人のリーダーが“学民の女神”と呼ばれる周庭(アグネス・チョウ)17歳。突然の盟友の逮捕に

周「彼のことがとても心配です。怒りを覚えます」

周さん達のグループ学民思潮(スカラリズム)は香港のトップ行政長官の民主的な選挙を求めていた。中国政府はどう応えるのか。大規模デモがささやかれはじめた8月、ジパングは周さんの密着取材を開始。

周「嵐が好きです」

Q「誰が好きですか?」

周「ニノ」

独学で日本語を学んだという彼女は日本のアイドルやアニメが好きな17歳の普通の女の子だ。しかし実情は違っていた・

周「発動の最前線に立っていると圧力は迫害のようなことも受けます。電話が盗聴されるのは当たり前のことです」

迎えた8月31日。中国政府が香港の新たな選挙制度を発表した。しかしその決定は事実上中国政府よりの候補者からしか選べない民主派を排除するものだった。決定の撤回を求めて香港市民も立ち上がった。

周「私達の力は弱いのかもしれません。ですから力を貸してください」

ここから周さんたちの長い戦いが始まる。


それから一ヶ月、香港中心部の幹線道路にバリケードができていた。香港政府の庁舎が立ち並ぶ地区の道路で民主派グループの座り込みが始まった。道路の中央分離帯に立つ周さん。

周「後まで戦いましょう。本当の民主が見えてくるまで」

しかし武装した警官隊がデモの強制排除に着手。打ち込まれた催涙弾87発。混乱し逃げ惑う学生たち。そんな彼らを結束させた言葉があった。香港人としてのアイデンティティー。意識の高まりだった。催涙弾の盾に使われたのが雨傘。デモはそこから“雨傘革命”と呼ばれるようになった。9月30日、催涙弾が使われた翌日、以前を上回る10万人以上の市民が通りを埋め尽くした・

男性「警察は催涙弾を使って暴力で学生を排除しようとした。それを見て自分も参加しなくてはいけないと強く思ったんです」

放課後制服姿でやって来た中学生も

中学生「今の香港政府に期待できません。勇気をだして政府の考えを変えさせたいのです」

香港市民の巨大な波の中に学民の女神周さんが居た。

周「私はこれまで見たことがない光景を見ています。香港人の皆さん。皆さんは今本当に歴史をつくっているんです」

デモの参加者へ世界各国からメッセージが届けられた。アメリカ、オーストラリア、日本からも。そしてなんと中国北京からも「香港のデモを見て、これまで信じていたことが崩れてしまった。人々の強いつながりを見た。ありがとうがんばれ!」

10月1日、デモの現場にほど近い会場で中国の建国記念日に当たる国慶節の式典が開かれた。詰めかけた市民に迎えられたのは香港政府のトップ梁振英行政長官。デモ隊の要求を完全に拒否する姿勢を示した・

梁振英「辞任はしない普通選挙に向けて進めている」

10月3日、事件は起きた。周さんたちとは別のデモ現場に男たちが乱入、テレビ東京のカメラがその中にいた。両手をあげて無抵抗を主張するデモ隊、すると。黒社会。香港マフィア。この日逮捕された19人中8人がその構成員だったことを警察が明らかにした。緊迫する現場に周さんたちのグループのメンバー鍾禮謙さん(30歳)がいた。

鍾「みんな冷静になるんだ!」

鍾さん実は事前にこの事態を察知していたという、それは。

鍾「このグループは“サイレントマジョリティー”といって親中国派なんだ」

デモの活動を妨害する人員の募集広告。デモ反対派として現場に行くだけで200から300香港ドル。更にそこにボーナスが。物資が集まる場所を壊せば500ドル。混乱を引き起こせば1000ドル。“ただし成果の証明には写真が必要”と書かれている。報酬を受け取るため担当者の名前と電話番号も。後日この担当者の番号に電話すると。一向に通じなかった。デモ開始から一週間、周さんここで寝泊まりしながら活動を続けている。ある物を見せてくれた。友人から送られたという写真。

周「やばいかっこいい」

時折見せる17歳の素顔。そしてあるテントへ。ここでは大人たちが無料で食料などを支援している。この日の朝食はクッキーとスポーツドリンク。前線で盾になったデモの象徴雨傘をつなぎ合わせたオブジェだ。そんな彼女の一日は飛ぶように過ぎる。スポークスマンとして世界各国のマスコミに対応、他の民主派グループとの打ち合わせや会議など分刻みのスケジュール。睡眠時間もほとんどない日々が続いていた。

周「両親はいつも『危険な事だけはしないで』といいます。でも私の考えを尊重してくれているんです」

10月10日、日中人もまばらになった道路にある物が。現場にはテント村ができあがっていた。そこに居た周さん。いつもと違って様子がおかしい。カメラを避けるようにテントへ。この時彼女はある決断をしていた。一体何があったのか。そしてあの催涙弾から二週間。警察とデモ隊が再び衝突。次々と逮捕される学生たち。その裏では警察による暴行事件も。密着30日、ニュースが伝えない香港デモの現場から。見えてくる未来とは。


香港デモの知られざる現場。現在デモ隊が占拠するのは三箇所。最大の現場金鐘(アドミラルティ)へ。道路に張られたテントの数は2000を超える。

後藤康浩「まさにテント村の隣にはですね、五星紅旗。、そして中華人民共和国の国旗を掲げた。ここは中国人民解放軍の香港駐屯地ですね」

デモ隊が占拠を続ける現場のすぐ横にまるで威圧するかのような中国人民解放軍のビルが建っていた。

後藤「ちょっとあそこにカメラ振ったら面白いかもしれません。兵輸送用のトラックが10数台。ああいう車が使われるような事態にならないことを望みますけど」

テント村には、親子連れの姿も。週末はここで過ごしているという」

Q「ここに来る理由は?」

女性「香港で起きていることを子供に知ってほしい。ここにいた事を忘れないでほしい。香港は我が家
大人になった時ここにいたことを忘れないでほしい」

子供に人気の人形。こんなものも。デモ隊と警察の衝突を再現したレゴブロック。

子供「警察の後ろに居る人はデモの人達なの?」

大人「違うよ。警察の牛のにいるのは政治家だよ」

テント村で目にする光景がこれ、ゴミを拾い分別していた。ここでの活動の多くがボランティアに支えられている。

少女「私は運動をサポートできるのはゴミを拾うことぐらいなんです」

路上にはこんな物も作られた。学生たちが一番欲しかったいつでも自由に使える自習室だ」

青年「勉強もしながら運動をサポートできます。ここに来ることが重要なんです」

そんな学生たちに市民から毎日手作りの差し入れが届けられる。

女性「30年近く私達世代は政治に無関心でしたら学生たちに教えられたんです」

テント村と隣合わせにあるのがアジアの金融センター中環(セントラル)。デモの後も通常通りの業務を続けていた。

金融関係者「仕事への影響は実際出ていない。デモの対策の手間がかかるぐらい」

男性「これ以上続くとなってほしくはないだ流血の事態もあり得るのではないか」

銅鑼灣(コーズウェイベイ)後藤が突然警察官に質問した。

後藤「ちょっと質問していいですか?」

警官「駄目です。今回のデモや政治的な事に関しては話せません」

すぐ横で何かのブースを発見。

後藤「警察の方を支持しますと。オキュパイセントラルに反対するという事を直接言うんじゃなくて警察を支持しますと言ってますけど。まあ中国寄りの運動といっていいと思います。名前とか自分の身分証明書番号とか年齢とか書くようになっています。正式な反対の声明をここで出すと。それを入れると」

デモ反対の署名は180万人を超えたとされ香港政府に手渡された。

女性「デモはよくない。道路はみんなのもの。占拠するのは間違っている」

署名に来た10代の若者も。

学生(16歳)「デモ隊の主張は理想的過ぎます。民主主義だけが良い制度だとは思えません」

もう一つのデモ現場。香港の中の中国とも言われる旺角(モンコック)へ。現場にやってきた後藤。

後藤「やっぱちょっとここは雰囲気が何かこの…」

感じたのは今までと違う空気だった。

男性「あの若者。何がわかっているっていうんだ!」

薬局の店員「人民解放軍を出してデモを一掃してほしい。


香港デモの知られざる現場。香港の中の中国と呼ばれる旺角8モンコック)へ。現場にやってきた後藤。感じたのは今までとは違う空気だった。旺角では毎日のようにデモの反対派がやってくる。ところがデモ隊が占拠する通りを一本入るとこのにぎわい。その多くが中国本土からの観光客だ。

薬局の店員「人民解放軍を出してデモを一掃してほしい」

しかし多くの観光客がデモの話になると、とかく口が重い。ようやく話をしてくれる人を見つけた。

女性「デモを支持します。一人一票の選挙権はあるべきです」

後藤「中国本土では認められていないが..」

女性「仕方ないです。市民は永遠に政府に勝てません」

男性「香港に着いてデモのニュースを知りました。香港の運動が中国本土にも広がってくれたらいい。こんなことを言ったら家を調べられてしまう」


嵐の中の香港中新聞のデモは続いていた。その先頭に立ち続ける17歳学民の女神と呼ばれる周庭さん。グループの仲間たちと活動をして2年半。これまでに経験したことのない長い戦いに疲れもピークに達していた。10月10日デモが始まってから2週間。いつもと違って様子がおかしい。何かの紙を配っていた。そこに綴られていたのは悩みぬいた末の彼女の決断。グループのリーダーを辞任するという突然の発表。理由は“プレッシャーにたえきれない”としかなかった。 深夜一人肩を落とし歩く彼女がいた。彼女を追い詰めたものとは。

活動を初めて2年半。学民の女神と呼ばれデモの先頭に立ち続けてきた周さん。この翌日グループのリーダーを辞めることを発表した。大きなプレッシャーに耐え切れなかったという彼女にもう一度直接話を聞きたかった。

周「辞めた詳しい理由は話したくありません」

それ以上はも語らなかった。実は彼女の決断を仲間達も知らなかった。

男性「理由は聞けませんでした。彼女にこれ以上プレッシャーをかけたくないので。重い仕事を担っていましたがまだ17歳の女の子なんです」

男性「彼女は香港にある中国寄りのメディアから特に強い圧力をかけられていたようです」

突然の辞任から10日が過ぎた。10月21日。旺角。周さんあるある場所に向かっていた。

周「荷物を取りに来ました」

ここは周さんたちとは別の大学生民主派グループの事務所だ。

周「これを運ぶ台車はありますか?」

男性「あるけど今使っているんだ」

周「それなら大丈夫です」

リーダーを辞めた周さん。実はグループの一員としては活動を続けていた。すると。

男性「元気かい?」

周「こんにちは」

やってきたのはデモ反対派との衝突が続く旺角の現場。運んできた荷物はデモに反対する人達に向けたビラだった。これまで市民からデモ隊に寄せられた不満や疑問への回答が書かれている。たとえば『暴動だ!催涙弾や暴行を受けるのも当然だ!』との批判に対し『デモ隊は傘だけ。ガラス一枚も割っていない。車を焼いたり店も壊していない』と反論。『市民の生活を妨害している』との不満には『道路の占拠は一時的。偽りの選挙制度は何十年先、子孫の代まで関わる』と答えた。

周さん。市民一人一人に直接ビラを手渡していた。

女性「写真を撮っていいですか?」

周「いいですよ」

リーダーを辞めても周さんへの注目は変わらない。デモに反対する人の声にも積極的に耳を傾けていた。

市民が見守る中デモ隊と政府が初めて意見をぶつけ合った。

周永康代表「香港政府がもし次のせいだに公平、自由、人権を教えられるならば未来をどう歩もうとしているか示す必要がある」

周さんがその様子を見守っていた。

林鄭月娥政務官「香港は当区別行政区で独立した国や政治体系ではない。自分たちで政治体制を決めることはできない」

結局対話での進展はなかった。周さんどこかへ。夜10時デモ隊が占拠する通りで政府の対応を批判する集会が開かれていた。そのステージの下に周sんの姿が。そして思わぬ展開に」

男性「みなさん周庭です」

市民の前に立つのは実に2週間ぶりすると突然盟友からマイクを託された。

周「皆さんお久しぶりです。周庭です。香港市民の皆さん。私のことを気にかけていただいてありがとうございます。どうか忘れないでください。警察が催涙弾や催涙スプレーを使い警棒と盾を持って強制排除しようとした事を」

長引くデモで薄れ行く記憶、周さんもう一度結束を呼びかけた。その思いは後日明らかに。


デモが始まってから一ヶ月半。半袖のTシャツからニット姿に変わった学民の女神、周さんがいた。ジパングのカメラに秘めた今の想いを告白。デモのリーダーを辞めてから一ヶ月、彼女に今の思いを聞いた。

Q「女神と呼ばれることは」

周「実は好きではありません。一人のリーダーだけに感心が集まってしまい運動全体に目が行かなくなってしまうからです。でももちろんもっと多くの人。日本の人達にも香港の今の状況にもっと関心を持ってほしいと思っています」

Q「考える将来は」

周「現実は私達の考えているようにはまだなっていません。だから私達の未来は分からない。でも未来は灰色ではないと思っています。今は一人のメンバーとして希望を持って参加しています。不可能な事を可能にしていくのがこの運動なのです」

晴れ間のもとで霞む香港の街。結末にあるシナリオとは。

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