イスラム国、イラク人スパイ15人の殺害映像を公開

イスラム国、イラク人スパイ15人の殺害映像を公開

【バグダッド】過激派組織「イスラム国(IS)」系の戦闘集団は23日、スパイ容疑をかけられたイラク人15人を爆破や水責めで殺害したとされる映像を公開した。

 この7分半の映像は、「But if You Return, We Shall Return(コーランの一節で、あなたが再び罪を犯すのならば、われわれは再びそれを罰しなければならないという意味)」というタイトルが付いたもので、イラク北部ニネベ州を拠点とするIS関連組織が公開した。世界の過激派組織の活動を監視し、この殺害映像を精査したSITEインテリジェンス・グループは、この映像が本物であることを確認した。

 これはISがこれまでに公開した中で最も生々しい映像の1つだ。ISは宣伝活動の一環として、残忍な処刑映像を流すことで知られている。ISに対するスパイ行為を思いとどまらせたり、影響を受けやすい戦闘員候補を集めたりすることが目的だ。

 23日に公開された映像は、複数の処刑法が取られているという点でユニークだ。先月公開された映像には、十字架にかけられたスパイの容疑者が、刀を振り回す戦闘員によってばらばらに切断される様子が映っていた。今年に入って公開された別の映像には、拘束されたヨルダン人のパイロットがおりの中で生きたまま焼き殺される場面が映っていた。

 23日の映像は、ISの戦闘員ががれきの中から人間の遺体を運び出す場面から始まっている。その後、映像はスパイ容疑者たちと彼らの死を宣告する。容疑者は一人ずつ直接カメラに向かって、ISに対してスパイを働いたと告白する。

 容疑者たちは3つのグループに分けられて処刑される。最初の映像では、男性3人が車1台に乗っている。すると、覆面をかぶった戦闘員が携行式ロケット弾を発射し、車が爆破される。2番目の映像では、男性5人が入った大きなおりが水の入ったプールに沈められた。

 3番目の映像では、男性7人がひざまずかされ、それぞれの首に爆発性のコードが巻かれているのが映る。その後、コードが爆発し、7人の頭部が切断される。

 それぞれの処刑後、カメラはゆっくりと遺体の方に焦点を合わせていた。

 映像ナレーターは、彼らを処刑したのはISのイラクの拠点であるモスルを米軍主導の有志連合軍が空爆したためだと述べている。空爆の犠牲者には子供1人が含まれていたという。

そしてナレーターは、処刑された容疑者たちが攻撃する標的の座標(正確な位置)をパイロットに教えていたと述べた。

 この残忍な映像は、スパイないし離反を企てようとする者に対する警告のように見える。ISは1週間前にシリア国境地帯の主要都市タルアブヤドを、クルド人武装組織と穏健派反政府組織「自由シリア軍」の戦闘員に奪われている。

 タルアブヤドの奪還は、海外の戦闘員がシリア入りする主要ルートの1つを断ち切っただけでなく、クルド人武装組織にラッカに進撃する足掛かりを提供した。ラッカはISがシリアで活動の拠点にしている場所だ。

 しかし、この映像はまた、ISの世界的な影響力が拡大していることの表れでもある。ISは今や、アジア、中東、アフリカの各地に関連組織や分派があると主張している。このほか、西側のいわゆる一匹狼型の戦闘員がISへの忠誠を誓っているという。

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